今日はガス炉の窯出しです。焼き物って結構微妙なところと、わりと適当でもオッケーなところと。釉薬のことですけどネ。10度高い低いで、融けたり融けなかったりする温度の幅のない釉薬もあれば、20度30度ぐらい温度の違いは関係ない釉薬もある。だから昔の人は温度を決定するのに火の色や色見(窯の中に入っている釉薬と同じ釉薬を掛けたものの融け具合を見る)を使い、経験と感と決断力をもって窯焚きをしていたんですね。
今日我々は温度計なる便利この上ない代物がありますんで、結構ラクチンなんです。おもに2種類のものがあります。ひとつは熱伝対といいまして、白金線をつかったもので、 白金は熱を帯びると電流を発するので、これを数値に置き換え今日ではデジタル表示が多数派です。わたしのところはずっとアナログ。大体このくらいの温度でいいか!てな具合です。
もうひとつはぜーゲルコーンというもの。三角錐の5㎝くらいのもで、純粋原料で、理論的に考えて・・・・・難しいから、とりあえづ写真を見てください。 80度くらいに傾けて色見穴から見えるところにおきます。これはSK8番1250度になるとこのように倒れてきます。
うちではこのぜーゲルコーンをメインに使って熱伝対は補助的に。左の少し青みがかっているほうが還元焼成。右の白いのが酸化焼成。こんなに便利なものがあるのに窯を終わる決断は迷うね。




